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●春の彼岸祭

●3月21日(日)コロナ災のなか、親しい信徒さんたちにお集まり頂き「春の彼岸祭」が行われました。

 

全国から沢山の供養の申し込みがあり、心のこもったお供物や水子ちゃんへのお手紙などを送っていただきました。

供養祭が始まり宮主が、祝詞を上げ始まると、神殿から言葉にならないような、不思議な音が鳴りました。月山の大神様が降臨なされたのです。私達が毎年三山登拝をする山形県にある月山の大神様です。神様とご先祖様と一緒に登拝できる山でもあります。

 

ある方が、巫女の行う「御霊下ろし」の際に、不動行者様が降りられ「ボンデンを作りて、100日の行に入るが良い」との霊示がありました。しかし、その方は中々手が進まず、供養祭の前日になってようやく千枚ボンデンが仕上がったのです。しかも供養祭にいらっしゃた時には、いつもとは違うお姿で、大丈夫なのか?と思っておりました。この方は、あちらこちらに寄ってお仕事をされてるうちに、段々と体が重くなり言葉も出せない程になっていたようです。

 

しかし、供養祭が終わったら、体が軽くなり、ようやく自分らしくなってきたとの事。そんなお姿を見て、初めて供養祭に千枚ボンデンをおあげする意味がわかりました。浮かばれない仏さんや、障りをするモノから、また救われない諸々のものを、依代にしてその方達をもお救いするために、あるいはまた、千枚ボンデンを作られた方の道がなかなか開けずにいたのに、あの世の目に見えぬ仏やこの世におすがりするものへの徳を積む事により、その方の道も開かれるという事でした。そのために月山の大神さまが、千枚ボンデンをもって、お救いくださったのです。

 

皆さまから届けられた、心のこもった水子ちゃんへのお弁当や、大好きだったご主人への食べ物や、またお手紙などは、ご先祖様や、水子ちゃん達に受け届いたようで、ロウソクの火が高々と伸びユラユラといつまでも揺れておりました。御霊様が、お喜びになっているのだと、思いました。心からの供養は、仏様の道の開きとなるのでしょうね。

親しい信徒さんたちにお集まり頂き、厳かに「春の彼岸祭」が執り行われました。

大巫女による御霊おろしが始まります。

大巫女を経てご先祖様や、水子たちとお話しをする信徒たち