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●夕方に来た女子高生 令和2年8月24日

今日は夕方から夜にかけて高校生の娘さんが、ご両親と一緒にお見えになりました。

お話を伺いますと2~3日前から体の調子が悪く、肩こり頭痛、吐き気など歩くのもしんどいくらい具合が悪いとのことでした。

玄関にご両親と一緒にお見えになったとき、娘さんの顔色は青白いのを通り越して紫色になっていました。普通の方には少し顔色が悪く元気がないなとしか見えないと思いますが、私たちから見ますと明らかに霊障の影響が体に出ており、顔の表面に薄い紫色のベールのようなものが覆っているのが判ります。

また、お会いした瞬間から鳥肌が立つほどすごい真っ黒なドロドロとしたものが体の中にあることが判りました。

この高校生の娘さんは、よく大國之宮にいらっしゃる方でいろいろな催し物のお手伝いなどをしてくれる方です。霊感がとても強い方でどうしてもあちこちに出かけると、いろいろな霊を背負って来てしまうようです。

今回も体の中にドロドロとした真っ黒いものが沢山入っており、これでは体が不調になるのも判ります。

しばらくご両親も交えておしゃべりをして、どの辺で拾って来てしまったかなどをお伺いしていますと、どうも街中のショッピングモールで連れてきてしまったようです。

お話をしていますと少し落ち着いてきた様子でしたので、神様の前にお連れして除霊のお祓いをしてあげました。

 

神主による祝詞(のりと)をあげながら背中を幣(ぬさ)で祓い手技により体の中から霊障を取り除きました。時間にして約20分位でしょうか、娘さんの体から真っ黒い塊がドロドロと体の外へ落ちていくのが見えました。

最初は娘さんも具合が悪い様子でしたが、お祓いが進むにつれて顔色が戻ってきて表情も明るくなってきました。

お祓いが終わり、また茶の間にお連れしておしゃべりをしておりましたら、来る前とは表情が一変していつもの明るいにこにこした娘さんに戻っていました。娘さんもすっかり体の調子が元に戻ったと喜んでいました。

その様子を最初から最後までご両親も見ておりましたが、あまりの変わりようにキツネに包まれたような、信じられないものを見たような表情で「不思議ですねえ、ふしぎですねえ。」と何度もおっしゃいながらまだ、目の前で起きたことを信じられないようでした。しかし実際に娘さんが具合が悪くなりお父さんが心配のあまり、仕事を途中でやめて帰宅し、大國之宮にお連れしたものですから、その時の娘さんのご様子と、今の変わりように信じざるを得ないご様子で、「すごいなあ、すごいなあ、」と何度も言いながら、首をかしげていました。

それでもすっかり元気になった娘さんを安心したようにお連れしてお帰りになりました。

念のため、人形代を10枚娘さん用に作り枕の下に敷いて寝るようにお渡ししました。