●前の所有者のうらみが住みついている家  令和2年7月1日

先日、6月の大祓いを行いにあるお宅にお伺いいたしました。まだ、お若いご夫婦で昨年新居を取得した方です。

この家は、、前の所有者が競売になった家を工務店が購入し、それを売りに出した家でした。とても広く、内装もきれいにリフォームされ立派なお宅でした。庭には前の方が作ったであろう日本庭園の大きな石が点在していました。今の若い方には日本庭園はあまり、趣味ではないようで庭石を処分したいと思っているとのことです。
前の所有者がどのような事情で手放したかは当然、この若いご夫婦はお分かりになりません。
すると、大祓いにお伺いする前日より、家の中に異変が起きていたとのことです。
若い奥様が体に異常な不快感を感じはじめ、飼っているオーム2匹が壁の一点を見つめ、おびえているように震えたり、今までないような奇声をあげていたとのことでした。


この家に何かあるのではとのお話でしたので、霊査をしてみますと前の日から出てきていたのは、もとの所有者のおばあさんでした。悔しい悔しいと言っているようです。
どうして、悔しいのかいろいろ聞いてみますと、この家は亡くなったご主人とおばあさんが苦労して建てた立派な家だったようです。それが子供さん(息子さん)が原因で家を競売に出されやむなく手放したようです。
おばあさんにしてみれば、苦労して手に入れた家を、競売に出された悔しさ、悲しさを知ってほしくて訴えに出てきたようです。
このようなケースはよくあることです。亡くなった人が自分の悔しさや悲しみ、恨みをわかってもらえる人が来ることを知ると訴えに出てまいります。
今回もそのようなケースでしたので、若いご夫婦には直接関わりの無いことでしたので安心して頂くようにお話しを致しました。
また、恨みを持って出てきたおばあさんの悔しい気持ちを慰め、神様のもとに行くことによって現世の厭なことにかかわっていることより、幸せになることを話して聞かせました。おばあさんは納得したように神様のもとに旅立ちました。