●突然の熊との出会いから守護神が守ってくれた。

・・・当神社の関係者に実際に起きた事件!・・・
この方は当神社に長く係わってきた関係者のお一人です。日頃、神さまにお仕えし、様々な行事にも積極的に参加し、当神社にはなくてはならない方です。

その方のお話ですと7月13日(土)の日に友人から頼まれて、地下鉄東西線・八木山動物公園駅周辺のアパートを一緒に下見に行ったそうです。
一通り物件を見た後、周囲の環境も説明しながら、まだ自然が残っている森林の方に散策を兼ねて、ゆっくりと歩いて行きました。
山道の入り口に「熊に注意」の看板を見つけ、こんな街の近くにも熊が出るのかと一抹の不安を覚えながらも、まさか今日、出るはずはないよなと勝手に都合の良い納得をしながら、少し見晴らしの良さそうな高台を目指して、歩いて行きました。
すると、ほんの10m先の繁みの中から、真っ黒い固まりがゆっくと出てきたそうです。
二人はびっくりし、先を歩いていた友人(女性)をすぐ自分の後ろに隠し、本人は熊と対面してしまったそうです。
熊とも視線が合ってしまい、その方は「ああ、俺の人生もここで終わるんだ。」と一瞬覚悟を決めたそうです。
少しずつ後ずさりしながら、坂道を後ろに移動しようとしていたところ、突然熊のそばに人影が現れ、熊はその人を避けるようにまた、繁みの中に入って行ったそうです。
突然現れた人はベージュっぽい色のフードのようなものをかぶり、顔は見えなかったそうです。
熊のすぐそばに立っていたものですから、その方は「なあーんだ、犬かよ~。」と思い、「こんな山の中でこんなでかい犬なんか散歩させんじゃねえよ!」と笑いながら、友人に話すと、友人はまだ、引きつった真剣な顔で、「いえ、あれは犬なんかじゃないですよ。間違いなく熊ですよ!」と言うではありませんか。
更にその友人は「私は熊のそばに立っている人なんか見ませんでしたよ。」と確信を持って言うのです。。
そう言われれば、確かにあの熊独特のゆっくりした歩き方と、首を左右に振り子のように動かす動作は犬ではなく、熊の動きそのものだったことを思い出し、改めて背筋が凍り付く思いでした。
友人には全く見えなかったという、熊のそばに立った人を、その方はっきりと見えたそうです。顔はフードのようなものに隠れ見えなかったようです。
神社に戻ってから、皆の前でその事件を、身振り手振りでリアルにお話ししていましたら、大巫女さんや信徒の方々は口々に、熊のそばに立った方はきっと守護神様でその方を、お守りするために出てきたのではないかという事になりました。
その方は、小さいときから霊感があり、時々、普通の人が見えないものが見えたり、感じたりしている方でした。
きっと、日頃、神さまにお仕えしていたことにより、守護神様が助けてくれたのでしょう。ということになりました。
そうとしか思えない不思議な出来事でした。