京都紀行記

若葉薫る五月の京都へ行ってきました。仙台を夜の9時に出発、往復行程1.600キロを、高1女をはじめ女性3名男性2名、計6名が同乗しての旅です。
長距離が初経験の方ばかりなので、ほぼ一時間ごとに休憩を取りながら、京都には5時30分の到着となりました。早朝の伏見稲荷大社はとても清々しく爽やかな空気に包まれていました。
大鳥居をくぐって手水を取り里宮に参拝した後、奥宮へと歩を進めました。何百本あるのでしょうか?赤い鳥居が延々と立ち並ぶ参道を、時々休憩しては息を整え、歩くこと30分。ようやく奥宮に到着。手に抱えてきた神饌物をお供えし、この度の参詣の主旨を神にお告げし、日頃の守護とこれからの弥栄を祈念申し上げました。
 参拝を終え、里宮まで戻ると、そこは参拝客であふれんばかり、しかも、そのほとんどが外国の方々で熱気ムンムンでした。雰囲気に圧倒されながら稲荷大社を後にし、次の目的地「八坂神社」に向かいました。良いお日柄なのか結婚式が執り行われており、砂利を踏んで進む白無垢の花嫁に赤い蛇の目傘がとても印象的でした。
 二日目は、まず知恩院にご挨拶をしてから、祇園の雰囲気を求めて、石瓶小路や祇園小路を散策、巽橋をバックに記念写真を撮りました。祇園のしっとりした風情をたっぷり味わった後は、車中の人となり、次の目的地貴船神社に向かいました。
 やはり此処も参拝客であふれており、本宮参拝は断念。奥宮に進みました。幸いにも奥宮は参拝者も少なく、凛とした空気に包まれ、心行くばかりに神と共にある時間を過ごさせていただきました。     
 貴船神社奥宮の御神木のところで写した写真には御神光が神々しく映し出され、貴船の神のご加護をしっかりと体感したのも嬉しい思い出です。
 車中一泊一夜二日の京都の旅は、短い時間ながらもたくさんの思い出を胸に刻むことができました。本当に有意義な、そしてとても楽しい旅でもありました。