出羽三山登拝行

平成29年8月4日から二泊三日で出羽三山登拝行に行ってきました。出羽三山とは、月山・羽黒山・湯殿山という三つの山からなり、それぞれに過去、現在、未来を巡るとして昔から信仰を集めている霊山です。今年は第12回目の登拝で、小学4年生10才の女の子から71才までの男女35名の方々が参加しました。金曜日の夜9時にバスは仙台を出発、一路月山へと向かい八合目で仮眠後、午前3時いよいよ山頂に向けて出発しました。月山は標高1.984メートルで、途中雲間より仰ぐ御来光に手を合わせ、また雲海の美しさに目を奪われながら、さわやかな風を身に受け山頂に到達しました。山頂の月山神社では、神職より祝詞が奏上されお祓いを受けた後、記念の写真を撮って下山しました。 その後羽黒山神社に移動し正式参拝しましたが、神社からは特別の接待を受け、禰宜(ねぎ)より全員にご丁寧な挨拶をいただきました。その日は湯野浜温泉で一泊。露天風呂から湯につかりながら眺めた日本海へ沈む真っ赤な夕陽は実に圧巻でした。
夕食を兼ねる懇親会では、大阪や岐阜また東京・埼玉・茨城・栃木・長野・宮城と各地区から参加なされた方々の歌や談笑で花が咲き、夜が更けたことさえ忘れるほどでした。翌日は、荘内観光物産館でおみやげ品のショッピングを楽しみ、再びバスに乗って湯殿山神社を参拝し帰路につきました。帰仙後は大國之宮で下山感謝奉告祭を行い、出羽三山神社よりお受けしてきた御神像やお神酒などを抽選で各人に配られました。互いに声 を掛け合い、励まし合い登った月山の登拝行そして三山参りは、皆さんの心の中に互いに温かい絆を結んだことでしょう。